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文献詳細

雑誌文献

病院12巻5号

1955年05月発行

文献概要

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外来注射センター

著者: 小島博1 兒玉孝子1

所属機関: 1社会保険東京中央病院

ページ範囲:P.27 - P.30

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 綜合病院に於て外来患者に対する投藥を,処方箋によつて藥局で受取らせると同じように,外来患者に対する注射を伝票によつて,外来注射センター(仮称)で受けさせたならば外来診療の繁雑さが多分に緩和されるのみならず,兎角ルーズになり勝な外来注射藥の管理が充分出来るであろうという考え方は,以前から誰もがもつていた事であり,又一部では実施されているという事を聞いてはいたが,本院では病院管理研修所の守屋技官のすすめもあつて昨年の夏から実施し初めた。その後約半年を経過したので,その概略をまとめてここに報告する次第である。
 先ず注射センターの場所であるが,これは出来るだけ患者が注射をうけるのに,便利な場所を撰ぶべきは当然で,普通であれば藥局とか,会計事務等が患者の出入口即ち玄関の近くにあるのが便利なのと同じく,その附近におくのが望ましい。本院では差当り左様な場所に適当な空間がないので,二階の処置室をこれに当てている。内科外科の外来が階下にあるので多少不便ではあるが,他の科は総て二階にあるのでまだいいがそれでも処置室が玄関から最も遠い所にあるので,患者には多少の不便をかけている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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