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文献詳細

雑誌文献

病院13巻1号

1955年07月発行

文献概要

病院給食

病院管理と完全喫食

著者: 三宅実1

所属機関: 1厚生省国立病院課

ページ範囲:P.29 - P.33

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1.完全喫食の必要性
 給食は疾病治癒の一手段である。経営と妥当の食糧材糧費の範囲内において,如何に患者の必要栄養量を満すだけの食糧構成で,最高の調理技術を発揮しても,患老が全部食べない場合は,その目的を達することは出来ない。
 完全喫食とは言葉が適切でないが,患者に給与した食事を全部食べてもらうことであり,病院給食の要訣は,この言葉につきる。患者栄養調査等で献立の栄養価を患者栄養摂取量と云つているが,本当は患者食給与量で残飯量を引いたものが,栄養摂取量である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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