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文献詳細

雑誌文献

病院13巻1号

1955年07月発行

文献概要

グラフ

麻酔科のはたらき

著者: 小篠暉1

所属機関: 1聖路加国際病院

ページ範囲:P.35 - P.46

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 麻酔は完全な手術が行われるためには重要な役割を演じ,手術成績や予後にも関係が深い。麻酔学が進歩して,麻酔法が複雑になつた今日,外科医が片手間に麻酔を行うのでは危くなつたので,独立した麻酔科が出来て,手術をする何れの科とも協力するようになつた。麻酔の目的は患者の術中の疼痛を除くのは勿論であるが,之よりも重要なのは,術中の患者の生命の安全を確保して,手術が最もやり易い状態を与えるところにある。これらの目的のために麻酔専門医が責任をもつて麻酔を施し,術中麻酔については手術者が何等顧慮することなく,手術に専心できるように協力することが必要であり,これが麻酔専門医の義務である。手術後麻酔から恢復する間の管理や麻酔によつて起る色々の合併症等の処置も麻酔専門医が責任をもつて行う。
 以下麻酔專門医がどのようにして麻酔を行い,手術に協力するか写真によつて説明すると次の通りである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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