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文献詳細

雑誌文献

病院13巻2号

1955年08月発行

文献概要

特集 第5回日本病院学会 座談会

第5回日本病院学会総会を語る

著者: 東陽一1 片山弘2 小西宏3 長岐佐武郞45 原素行6 荒木威7 神崎三益7 島內武文8 橋本寬敏9 武藤多作10 尾村偉久11 菅修12 滝野賢一9 橋本寿三男13 守屋博14

所属機関: 1九州厚生年金病院 2医療法人片山病院 3病院管理研修所 4東京都立荏原病院 5第5回日本病院学会 6前東京都立広尾病院 7武藏野赤十字病院 8東北大学 9聖路加国際病院 10松江赤十字病院 11厚生省国立病院 12神奈川県立芹香病院 13厚生省医務課 14国立東京第一病院管理部

ページ範囲:P.44 - P.52

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 守屋 病院  学会の今までの経過,全体のあり方について何か会長から一つ,……
 長岐  いやとにかく口切りだけやりましようか。病院学会が生れてから丁度今年で5年目になります,初めはただ守屋さんが世話役でこれが始つてきたのですが,閉会の挨拶のときにも申しましたように一体日本には病院管理なんていうことは置き忘れられておつたような感じであつたのです。それが終戦後アメリカの連中が進駐してきて病院の管理ということをまつとうに取り上げることを干渉したわけですね。われわれも学生の時分には患者を治す事ばならつたのだが,病院の管理となると何もおそわらないで今まできたのですから,それが身についてきちやつたわけです。それで国立の,病院管理研修所というようなものができまして,それからまた民間のわれわれも病院管理を知らなければいかんということで,東京では病院管理協議会というものが管理を研究することになつてきたのだけれども,それと同時にこの病院管理というものを抜本的に立てていくというか,いろんな研究を発表する機関として病院学会というものが生れてきたわけです。それでだんだん努力を重ねるに従つて初めはよほど専門化するかということを疑つておつたのですが,非常に内容も充実してきて,それから演者も熱心になつてきて,非常な進歩をしてきた。殊に今年は,神崎さんを委員長として去年1年かかつて研究して貰つた病院の入院サービスに関する研究結果を発表して貰つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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