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文献詳細

雑誌文献

病院13巻6号

1955年12月発行

文献概要

病院長プロフイル・27

脊髄損傷の父岩原寅猪氏(国立箱根療養所長)

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.36 - P.36

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 世の中にはいろいろの不具があるが,最も悲惨なのは脊髄損傷である。下半身甚しきは全躯肢の麻痺,それに加えて膀胱,直腸,性器の麻痺という最大の不具が備わり,亦生命の危險さえ伴つている。この脊髄損傷の中特に重度のものばかりを収容している病院が箱根療養所であつて,日本ばかりでなく世界でも珍しい病院である。この病院の院長が岩原博士である。
 博士は,慶応医学部の整形外科の教授であり,戦争前後にそれぞれ脊髄外科の特別講演を整形外科学会で担当された脊髄外科の第一人者である。同時に脊髄損傷患者の最高の同情者であり保護者である。即ち脊髄損傷の日本最高の理解者である解だ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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