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病院長プロフイル・28
精神病患者と共に生きる菅修氏(県立芹香院長)
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ページ範囲:P.55 - P.55
文献購入ページに移動先生は広島県の出身で北海道大学医学部を卒業するや直ちに上京して昭和2年東京都立松沢病院医員を拝命した。その当時は勿論青年医師であつたが,普通ならば相当年寄つてからでないと真の興味の湧かない問題に妙に興味を持ち出したのは若いとは云え年寄地味た優れたものを持つていたのが目立つた。先生の注目されたのは精神病者の処遇の改善の点であつて,先ず患者の作業療法の改善に目を注ぎその体制を整え内容の充実を計りついに作業療法の発展に大きな功績をのこした。又患者の生活状態の改善のため患者のリクリエーシヨンの必要性を主張し,医員と協力研究して今日の基礎を確立した。
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