第6囘日本病院学会総会講演抄録
著者:
金沢賢一
,
堀田光一
,
高部英子
,
片山みち
,
島内武文
,
一条勝夫
,
前田信雄
,
野木一雄
,
原幸
,
中野豊
,
金子敏輔
,
武藤多作
,
児島美都子
,
高木忠信
,
羽田野茂
,
尾村偉久
,
鶴丸広長
,
長沢健一
,
古賀正道
,
吉田浩
,
嶺井達夫
,
田中力
,
江口寿
,
森基尚
,
大塚巖
,
田中みよ
,
鵜飼まき
,
滝野賢一
,
落合勝一郎
,
橋本寛敏
,
吉武泰水
,
棚橋三郎
,
小池昌四郎
,
御園生圭輔
,
島尾忠男
,
青木大
,
伊佐幸雄
,
正井英一
,
尾原実
,
甲田一馬
,
尾崎嘉篤
,
赤星一郎
,
加来輝夫
,
千田昭
,
竹下たま子
,
奥山すえ
,
西山栄一
,
後藤真一
,
石原信吾
,
山中千代子
,
藤目京子
,
上村純一
,
橋本正二
,
佐々木重夫
,
荒川顕達
ページ範囲:P.15 - P.28
1.病院給食に於ける残食と補食に就いて
患者への給食に,その供する食事が全部喫食される様にと,給食担当者は努力を払うのであるが,給食患者の中には,主食,副食の残食を生ぜしめる者も少なくないので,この残食の程度を知り,その残食に替るべきもの或は,給食以外の嗜好的慾求に依るものとして,喫食する補食,間食と,給食に依る実際栄養摂取量の両者を,比較検討し向後の給食上に資せんと試みた。調査事項,①残食量区分,A.全部食べた。B.1/2残した。C.1/3残した。D.2/3残した。E.全部残した。②残食理由区分,主食の場合,1.病気のため,2.副食が不味いため,3.補食や間食のため,4.炊き方が悪いから,5.冷えているから,6.その他,副食の場合,1.病気のため,2.主食が不味いから,3.味付が悪いため,4.冷えているから,5.食慾をそそられないから,6.嫌いだから,7.補食や間食のため,
比較的長期の患者400名に調査用紙を配布し,回收中の確実なもの289名(72%)に就いて考察したのである。