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病院長プロフイル・38
関東逓信病院長佐々貫之氏
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ページ範囲:P.40 - P.40
文献購入ページに移動 昭和26年3月,東京大学医学部教授の地位を停年退職せられた後において,先生は強大なエネルギーを必要とする2つの仕事をなし遂げられた。その1つは化学療法についての研究の集成であり,もう1つは関東逓信病院の創設である。このことが端的に,いかに先生の指導的医学者として,また指導的医人としての生命が若くかつ長いかを物語つている。
先生は本年66才,岡山県津山の産。津山中学,一高を経て大正6年東京帝国大学医科大学を卒業。神経病学を志し,まず生理学の研究に着手し,大正8年独英に留学中はSherrington教授の下で研究せられた。大正12年帰朝後は東大稲田内科において内科学を専攻し,昭和2年千葉医大教授となられた。ついで昭和16年呉教授をついで東大教授となり,約10年間奉職の後,関東逓信病院長として病院経営に挺身せられることとなつた。
先生は本年66才,岡山県津山の産。津山中学,一高を経て大正6年東京帝国大学医科大学を卒業。神経病学を志し,まず生理学の研究に着手し,大正8年独英に留学中はSherrington教授の下で研究せられた。大正12年帰朝後は東大稲田内科において内科学を専攻し,昭和2年千葉医大教授となられた。ついで昭和16年呉教授をついで東大教授となり,約10年間奉職の後,関東逓信病院長として病院経営に挺身せられることとなつた。
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