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文献詳細

雑誌文献

病院16巻4号

1957年04月発行

文献概要

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日本の看護をどうする—病院管理発達のために

著者: 福田邦三1

所属機関: 1東大医学部衛生看護学科

ページ範囲:P.256 - P.258

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 近頃看護婦の程度を下げよかという働きが医師の側にあるという。現在の保健婦助産婦看護婦法及び関連省令で規定している看護婦は高等学校卒業後3年間実習中心の教育で養成することになつている。そしてその初任待遇は六級職で大学卒と同格であるが,そんな高級な看護婦は要らないというのである。これを以下私はナース看護婦と呼ぶことにする。
 多くの医師から,これよりも簡単に資格が得られて,低い待遇で使える医師の技術的メイドの様なものが要望されているらしい。それは大体に於て明治,大正時代の看護婦に相当している様である。これを以下メイド看護婦と云うことにしよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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