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文献詳細

雑誌文献

病院17巻13号

1958年12月発行

文献概要

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病院管理におけるリニアプログラミングの応用

著者: 一条勝夫1

所属機関: 1東北大学病院管理学教室

ページ範囲:P.969 - P.975

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 リニアプログラミング(線型計画法,LP)は第2次世界大戦中,英米において発達したオペレーシヨンズ・リサーチ(作戦研究,OP)のひとつの方法であつて,最近は近代経済学の一分野として研究され,実際的にも企業の経営計画などにひろく応用されているものである。
この方法は,いくつかの変数をふくむ一次の多元連立不等式を条件式におき,これら変数の組合せである一次函数値を最大または最小ならしめるような解を求める数学的方法である。すなわち目的函数値を最大にするばあいを例にとれば,a11x1+a12x2+……+a1nxn≦b1a21x1+a22x2+……+a2nxn≦b2am1x1+am2x2+……+amnxn≦bn条件式ただしaij,biは常数変数xi≧0なる条件のもとにおいてf=c1x1+c2x2+……+cnxn目的式ciは常数の値を最大にするようなx1,x2,…xnを決定する数学的問題である。(なお目的式の値を最小にする問題は,条件式の不等号の向きが変るが,だいたい解き方はおなじである。)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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