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文献詳細

雑誌文献

病院17巻3号

1958年03月発行

文献概要

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レントゲン写真の中央管理

著者: 杉岡直登1

所属機関: 1九州厚生年金病院

ページ範囲:P.219 - P.222

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I.はじめに
 病院管理の近代化に重要な役割をもつものに,中央制度化がある。そして新設の病院は勿論,既設の病院も,歩一歩,中央化に進みつつある現状であるが,中央制度必しも10が10まで利点があるわけではなく,分散制度にも或る程度の利点があるところに,中央化に転換するさいの困難があり,抵抗がある。カルテの中央制度化なり,レントゲン写真の中央管理化なりを計画するとき,最も危懼の念をもち,反対の意向を表明するのは医師であつて,その最大の理由は,欲しいフイルムなり,カルテなりが,すぐ手に入らないと,ゆうところにあるのであつて,この点を解決すればその制度の中央化は,大半成功である。次には中央制度につきものの,伝票等の記入事項の煩雑さを最少限度に止めることができれば,非難されないで重宝がられるのである。私達の病院では,開院当初からレ線写真の中央管理制度を敷いて概むね順当に運営されていると考えるので,御紹介し皆さんの御批判を得たいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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