文献詳細
文献概要
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第9回病院学会記
著者: 石原信吾1
所属機関: 1虎ノ門病院
ページ範囲:P.765 - P.772
文献購入ページに移動 病院学会も9歳の齢を重ねて,今年の第9回学会は,第6回の大阪,第8回の福岡に続いて,第3回目の地方開催となつた。大阪学会の時以来,病院学会は東京と地方で1年おきに開きたいという構想があり,その為,昨年の福岡学会に於ても次回は東京,塩沢総一博士会長と決定されたのであるが,第10回記念学会を東京で開く為と,新潟開催については前々からの強い要望もあつた関係で,その予定が変更されて,連続2年の地方学会となつたのである。学会長は新潟大学医学部産婦人科教授中山栄之助博士。幹事長は木村新潟県病院局長。これを援助するものとして新潟県病院局の職員並びに新潟県病院協会のメンバーという体制であつた。
さて,学会の印象であるが,総体として,文句なしに盛会であつたと言いたい。盛会という言葉は,例年の学会記担当者が大抵使つているので,同じように言いたくないのであるが,矢張りそう言わざるを得ない。而も,前任各担当者同様,矢張り如何なる先行学会よりも一層盛況を加えたと言おざるを得ないのである。一体,学会記の担当者などというものは,1回限りの任務ということから来る無責任さから,いい加減のお座なりを言うものであろうか。私は,そうは思わない。皆,それぞれ,正直に実感を語つているのに相違ない。私が見るところによつても,確かに病院学会は回を重ねる毎に盛況の度を加えている。数字的にも参加者の数や演題の数がはつきりそれを示している。
さて,学会の印象であるが,総体として,文句なしに盛会であつたと言いたい。盛会という言葉は,例年の学会記担当者が大抵使つているので,同じように言いたくないのであるが,矢張りそう言わざるを得ない。而も,前任各担当者同様,矢張り如何なる先行学会よりも一層盛況を加えたと言おざるを得ないのである。一体,学会記の担当者などというものは,1回限りの任務ということから来る無責任さから,いい加減のお座なりを言うものであろうか。私は,そうは思わない。皆,それぞれ,正直に実感を語つているのに相違ない。私が見るところによつても,確かに病院学会は回を重ねる毎に盛況の度を加えている。数字的にも参加者の数や演題の数がはつきりそれを示している。
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