icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院18巻11号

1959年10月発行

文献概要

特集 診療管理

成人病対策における病院の役割—(第3報)癌対策

著者: 山形操六1

所属機関: 1厚生省公衆衛生局企画課

ページ範囲:P.805 - P.810

文献購入ページに移動
I.はしがき
 高血圧・心臓病対策における医療機関特に病院の役割は重大であり,かつ,今後考慮されるべき多くの問題が残されていることについて論じ来たわけであるが,癌対策においては,疾病そのものの本質から或いは技術上の難点等から観て,さらに検討すべき幾多の課題が存在する。
 脳卒中死亡と異なり,悪性新生物による死亡は40歳台において国民死亡の第1位を占めている点は注目に値する。昨今わが国にも癌予防普及の民間機関が誕生し,各都道府県側が大学,医師会等協同のもとに対癌協会の組織を作ろうとする動きが活溌になつて来たことは喜ばしい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら