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文献詳細

雑誌文献

病院2巻6号

1950年06月発行

文献概要

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檢温器の損耗率

著者: 八木辰太1

所属機関: 1三川内病院

ページ範囲:P.35 - P.36

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 病人には検温と云う事はつきものであつて,之無くしては真の診療は出来ないと言つても過言ではない。然るに検温器なるものは最も壊れ易い硝子製品であり,取り落し易い桿状物である関係上,"型あるものは壊れる"と云う古諺の通りに,検温器破損の訴えを聞く場合は極めて多い。然しながら病院主脳部は勿論,破損さした看護婦迄が左程の関心を以ていない様に感じられるが,これでいいのだろうか,今日の様に看護婦の質的向上が叫ばれ,他方物価高と物資の不足勝な折では,取扱い上に適切な指導と,一寸した取扱者の注意により之を防止し得たとするならば,病院の経営上は勿論のこと,看護婦教育上極めて重要なことではあるまいか。
 私は前任地K国立病院に副院長として勤務中本問題に興味を覚え,看護婦に検温器取扱上の注意に就て検討せしめた(林原・看護学雑誌,第5巻第6号参照)。共際調査し得た成績を参考迄にここに引用してみると概ね次の通りである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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