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病院の給食—とくに特別食・治療食について
著者: 阿部達夫1
所属機関: 1東邦大学医学部内科
ページ範囲:P.65 - P.75
文献購入ページに移動I.緒言
病院における給食の食餌区分として,一般食と治療食および特別食とがある。一般食は健康人と同様の食餌で,普通,病院においては職員食と一般患者食とがこれに含まれ,通常その内容は同一であることが多い。この一般食に対して治療食は疾病の治療のためつくられる特別の食餌で,その種類はきわめて多い。さらに離乳食,乳幼児食や診断のための食餌を特別食としている。
一般食に対しては,それ程高度の栄養学的専門知識を要しないが,治療食,特別食に対しては高度の専門的知識と技術が要求される。それにもかかわらず,ごく最近までは病院においてさえ治療食・特別食に対する関心はきわめて薄いものであつた。
病院における給食の食餌区分として,一般食と治療食および特別食とがある。一般食は健康人と同様の食餌で,普通,病院においては職員食と一般患者食とがこれに含まれ,通常その内容は同一であることが多い。この一般食に対して治療食は疾病の治療のためつくられる特別の食餌で,その種類はきわめて多い。さらに離乳食,乳幼児食や診断のための食餌を特別食としている。
一般食に対しては,それ程高度の栄養学的専門知識を要しないが,治療食,特別食に対しては高度の専門的知識と技術が要求される。それにもかかわらず,ごく最近までは病院においてさえ治療食・特別食に対する関心はきわめて薄いものであつた。
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