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アメリカ病院協会第62回年次大会と国際病院連盟視察旅行とに参加して(Ⅲ)
著者:
平賀稔12
所属機関:
1聖路加国際病院皮膚科
2日本病院協会
ページ範囲:P.173 - P.176
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1960年9月3日夜United Air Linesのプロペラ機で,San Francisco空港を出発,途中Oakland, Salt Lake City, Denver, Omana, Chicago, New Yorkを経て,9月4日午後Bostonに到着,5日午後,Sheraton PlazaHotelで,視察旅行参加を登録した。ヨーロツパ各国を主とする34カ国215名にのぼる参加者一同は,ここに初めて一堂に相会した。夕方,7時30分同ホテルの大広間でReceptionが行われ,会するもの一同cocktailの杯を重ね,夜の更けるを知らず,会食し,且歓談した。国際病院連盟会長Dr, Romain De Cock (ベルギー),副会長としては,Dr.Edwin L.Crosby (米),Mr.E.F.Collingwood (英),Mr.E.J.Faucon(仏)の3氏,事務局長Dr.J.C.J.Burkensの諸氏が顔をつらねた。9月6日,視察旅行の日程は開始されたが,公川語として英語,仏語が用いられるので,それぞれの両班にわかれ,且参加者の実情に応じて,スペイン語もこれに加えられた。一行は5台の大型バスに分乗し,800キロ,2週間にわたる米国東海岸視察の旅程についたのである。
以下順を追つて,その日程を記すこととする。