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文献詳細

雑誌文献

病院20巻6号

1961年06月発行

文献概要

内科総合実習レポート

慢性腎炎の患者を受持つて

著者: K.O.1 金子光2

所属機関: 1東京大学衛生看護学科 2東大衛生看護学科

ページ範囲:P.421 - P.428

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 東大の衛生看護学科では,昭和34年度から新しい試みとして,3年生(一般の看護学校では1年生の後期にあたる)と4年生とを1人ずつ組合わせて合同実習というものを行つている。実習に使用される病棟は,内科と外科であつて,期間は2週間であるが,この間衛生看護学科の教官(医師,看護婦)は勿論,病院の医師,看護婦は総がかりでこの学生の実習指導にあたつている。もちろんこの間には講義はない。ただ,病室に出る前に患者や疾病のオリエンテーションと,実習終了後のディスカッションは,医師,看護婦(教官)と病院職員を加えて熱心に行われる。
 基礎看護の勉強をして,はじめて病室に実習した3年生として,2週間の期間に,短かさのうらみはあるが,レポートにみる程度のものをつかみとる能力が養われていることを知ることができるので,看護教育の一つのあり方として,御参考に供したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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