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病棟の構成計画(Ⅱ)—看護単位のBed数
著者: 小川健比子1
所属機関: 1厚生省病院管理研究所建築設備部
ページ範囲:P.35 - P.37
文献購入ページに移動 本論文では,1看護単位の持つべき合理的Bed総数と,これに含まれる病室の種類と,その夫々のBed数の算定を試みようとするものである。
先に発表した「病棟の構成計画(I)」(本誌21巻11号)において考察して来た様に,1看護婦の約8時間の勤務時間中に,如何なる業務のために,如何なる室に,幾回入出室し,そこで幾何の滞在時間を費したかを見ると共に,更にそれらが,病室の種類によって相違している状況を考察した。この重症個室,不自由患者室,個室,2Bed室,4Bed室或は8Bed室等の内部で,看護婦が何らかの仕事の目的で,幾何かの滞在を余儀なくされたのは,つまりは病室それ自体の中に,看護婦に対してそれだけの要求を持つ患者が存在することを意味しているわけである。すなわち,夫々の病室における看護婦の実態が,結局,各病室における患者の実態を反映していると見てよいと思われる。
先に発表した「病棟の構成計画(I)」(本誌21巻11号)において考察して来た様に,1看護婦の約8時間の勤務時間中に,如何なる業務のために,如何なる室に,幾回入出室し,そこで幾何の滞在時間を費したかを見ると共に,更にそれらが,病室の種類によって相違している状況を考察した。この重症個室,不自由患者室,個室,2Bed室,4Bed室或は8Bed室等の内部で,看護婦が何らかの仕事の目的で,幾何かの滞在を余儀なくされたのは,つまりは病室それ自体の中に,看護婦に対してそれだけの要求を持つ患者が存在することを意味しているわけである。すなわち,夫々の病室における看護婦の実態が,結局,各病室における患者の実態を反映していると見てよいと思われる。
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