文献詳細
文献概要
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アメリカにおける重症医療(Intensive Care)の管理組織
著者: 金子敏輔1
所属機関: 1神戸医科大学
ページ範囲:P.27 - P.32
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1961年の夏から秋にかけて約4ケ月間私はアメリカの病院管理研究観察のため渡米し,その間シカゴにおける米国病院協会本部における協会主催の「入院患者サービス向上セミナー」に招かれ,また第9回病院管理者学会および第63回アメリカ病院協会年次大会がアトランチックシテーで開かれ,その際日本代表として出席し分科会に参加し発言する機会が与えられたが,これらを通じその後23州の大学のメディカルセンターや大小の病院見学したが,そのあいだ私の最も注目をひいた病院管理の動向は新らしい構想の病院患者サービスのあり方と関心がもたれている医療強化サービスとして普及しつつある革進的患者医療計画(Progressive Patient Care)(略してPPC)のなかの重症医療ユニット(Intensive Care Unit)の課題の問題点であった。私の視察にはこの問題を特に注視し研究したので,病院管理最近の動向の一つとして将来益々関心が寄せられるので発表する次第である。
1961年の夏から秋にかけて約4ケ月間私はアメリカの病院管理研究観察のため渡米し,その間シカゴにおける米国病院協会本部における協会主催の「入院患者サービス向上セミナー」に招かれ,また第9回病院管理者学会および第63回アメリカ病院協会年次大会がアトランチックシテーで開かれ,その際日本代表として出席し分科会に参加し発言する機会が与えられたが,これらを通じその後23州の大学のメディカルセンターや大小の病院見学したが,そのあいだ私の最も注目をひいた病院管理の動向は新らしい構想の病院患者サービスのあり方と関心がもたれている医療強化サービスとして普及しつつある革進的患者医療計画(Progressive Patient Care)(略してPPC)のなかの重症医療ユニット(Intensive Care Unit)の課題の問題点であった。私の視察にはこの問題を特に注視し研究したので,病院管理最近の動向の一つとして将来益々関心が寄せられるので発表する次第である。
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