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特集 看護 看護業務の軽減法
7.メッセンジャー・システムの採用について
著者: 伊佐マル1
所属機関: 1国立東京第一病院内科
ページ範囲:P.59 - P.60
文献購入ページに移動はじめに
近代社会の進歩にともない医療にも多くの変遷がみられ,看護業務の内容も分業化の方向へ進んできました。そして看護の仕事にいろいろの事務的な色彩の濃い,あるいは患者に直接関係の少ない仕事が増えてきました。
しかし私どもの本来の仕事には「患者の身の廻りの世話」,「医療の介助」という主な仕事があります。それだけに分業制度のはっきりしない看護業務のなかでは段々と看護力の不足をきたすようになり,これに対する看護内容の低下を防ぐ手段として,看護以外の雑用を除き,その時間を看護力に向けるために,メッセンジャー・システムが考えられました。いわば分業化の表われであります。
近代社会の進歩にともない医療にも多くの変遷がみられ,看護業務の内容も分業化の方向へ進んできました。そして看護の仕事にいろいろの事務的な色彩の濃い,あるいは患者に直接関係の少ない仕事が増えてきました。
しかし私どもの本来の仕事には「患者の身の廻りの世話」,「医療の介助」という主な仕事があります。それだけに分業制度のはっきりしない看護業務のなかでは段々と看護力の不足をきたすようになり,これに対する看護内容の低下を防ぐ手段として,看護以外の雑用を除き,その時間を看護力に向けるために,メッセンジャー・システムが考えられました。いわば分業化の表われであります。
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