文献詳細
文献概要
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国立病院改善論
著者: 竹山正憲12
所属機関: 1産業能率短期大学人事管理研究会 2社団法人日本経営士会
ページ範囲:P.55 - P.57
文献購入ページに移動1.病院経営研究のきっかけ
1960年3月,筆者は,交通事故のため,〈脳挫傷の疑い〉で2週間救急病院に収容されていた。この時,病院経営の非近代性を痛感し,病院経営の近代化に深い関心と興味をおぼえた。
そこで,その後約1年間,筆者の所属する産業能率短期大学人事管理研究会は,「病院経営と人事管理」の問題をテーマとして研究を行なった。この間,病院管理研修所の岩佐博士にはいろいろ助言と御協力をいただいた。研究中たまたま各地の病院に相次いで争議が起こり一時世論は病院経営に強い関心を寄せ,ジャーナリズムもこれをとりあげた。筆者は,求められて「朝日ジャーナル」1960年12月4日号の,特集「医療産業の病理学」に資料を提供したこともある。そして,都内にある多くの病院経営の現状と実態を調査するに及んで,ますます病院経営改善の必要性を認識するに至った。それで,及ばないながら,今日までに次のような意見を発表して来た。
1960年3月,筆者は,交通事故のため,〈脳挫傷の疑い〉で2週間救急病院に収容されていた。この時,病院経営の非近代性を痛感し,病院経営の近代化に深い関心と興味をおぼえた。
そこで,その後約1年間,筆者の所属する産業能率短期大学人事管理研究会は,「病院経営と人事管理」の問題をテーマとして研究を行なった。この間,病院管理研修所の岩佐博士にはいろいろ助言と御協力をいただいた。研究中たまたま各地の病院に相次いで争議が起こり一時世論は病院経営に強い関心を寄せ,ジャーナリズムもこれをとりあげた。筆者は,求められて「朝日ジャーナル」1960年12月4日号の,特集「医療産業の病理学」に資料を提供したこともある。そして,都内にある多くの病院経営の現状と実態を調査するに及んで,ますます病院経営改善の必要性を認識するに至った。それで,及ばないながら,今日までに次のような意見を発表して来た。
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