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文献詳細

雑誌文献

病院22巻8号

1963年08月発行

文献概要

病院管理講座 実務編・8

病院給食管理の実際(Ⅱ)—栄養管理

著者: 永田優1

所属機関: 1国立横浜病院

ページ範囲:P.79 - P.85

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1.栄養管理のポイント
 病院給食を栄養的に見ると,(1)衰えた体力を増強して,治癒機転を促進するために,(2)冒された臓器を庇護し,または,増強するための栄養療法として,(3)栄養療法以外に処置のなくなった患者の治療手段として,特定の栄養素や食品の制限又は増量を行って,しかも,毎食の栄養のバランスをはからなければならな責任をもっている。したがって,栄養管理のポイントは治療目的に合った食事を供することを第一とし,この食事を患者が美味しく気持よく全量を食べてくれるような配慮をいたし,その上に,食中毒や集団伝染病等の事故の発生を見ることのない,安全で信頼される供食をすることにある。しかし,現実には,その対象は千差万別で,20数種類の食事があることから,理論どおりには運ばない。したがって,理想に向ってその努力が関係者に要求されることになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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