文献詳細
文献概要
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病院見たままの記
著者: 大渡順二1
所属機関: 1保健同人社
ページ範囲:P.27 - P.32
文献購入ページに移動門前の小僧が習わぬ経を読むような言い方だが,まず第一にお願いしたいことは,病院のオープン制を一日も早く,どこからでもいいから,着手していただきたい。厚生省が主な国立病院から実施するのが一番の常道だが,私たちはそれも待てない。完全オープンでなくていい。既存の病院のままで,随時に病室の一つでも二つでも開放して,特別の患者を特別の医師に利用させてほしい。セミ・オープン制である。私立大学病院か民間病院のほうが手っ取り早くていい。あるいはセミ・オープンまでゆかなくても,外部から医師を迎えて対診が自由に出来るような制度でもいい。
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