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あとがき
著者: 吉田幸雄
所属機関:
ページ範囲:P.104 - P.104
文献購入ページに移動 あけましておめでとうございます。昨年は余り良い年ではなかったようですが,今年は是非共地についた発展が,人類のためにも,日本人のためにも,患者のためにもあることを祈ります。
さて今年は,本誌創刊15周年を迎えます。早いものです。本誌の内容も,この15年間の歩みを通じて見ると,格段の進歩があったことを認めざるをえません。そしてこの間日本の病院は大きな成長をとげて来ました。数においては,ソ連の26,348,アメリカの6,845に次ぐ6,428,病床数においてはソ連の1,618,100,アメリカの1,612,822に次ぐ752,714であって,共に世界の三大病院国の一つになりました。年々35,000床も増床している国はありません。この数における成長がこのまま進むことが良いかどうかは別として,低医療費の中でこれだけの増加を見ていることは,世界の人の話題になることは当然です。私個人にいわしめれば,これからの15年間は,数を制限し,質を高めることに重点を置きしかも地域の医療組織にマッチした病院に体質改善することが課題でなければならないと信じています。
さて今年は,本誌創刊15周年を迎えます。早いものです。本誌の内容も,この15年間の歩みを通じて見ると,格段の進歩があったことを認めざるをえません。そしてこの間日本の病院は大きな成長をとげて来ました。数においては,ソ連の26,348,アメリカの6,845に次ぐ6,428,病床数においてはソ連の1,618,100,アメリカの1,612,822に次ぐ752,714であって,共に世界の三大病院国の一つになりました。年々35,000床も増床している国はありません。この数における成長がこのまま進むことが良いかどうかは別として,低医療費の中でこれだけの増加を見ていることは,世界の人の話題になることは当然です。私個人にいわしめれば,これからの15年間は,数を制限し,質を高めることに重点を置きしかも地域の医療組織にマッチした病院に体質改善することが課題でなければならないと信じています。
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