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文献詳細

雑誌文献

病院23巻11号

1964年11月発行

文献概要

ホスピタル・トピックス 経営

サービスの量と費用

著者: 針谷達志1

所属機関: 1病院管理研究所

ページ範囲:P.84 - P.85

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 患者にサービスを提供する部門では,それぞれの機能を果たすための原価の総額は,患者に与える医療の量が変わるにしたがって,使用する材料や人員が変わってくるため増加したり減少したりする。しかしながら,こうした原価の総額も,業務量の増減と同じ割合で増減するわけではない。一般めサービス部門のうち,給食とか,洗濯などの部門はこうした性質をもっている。しかし,同じサービス部門でも保清部門のようなところでは,原価の総額は患者に提供される医療の量とはほとんど,あるいはまったく関係がないといってよい。
 しかし,どのような場合でも,費用の総額は,患者に提供される特定のサービスが増加したり減少したりすることによって変わってくる。ひとつの部門を活動させるために必要な資産やサービスの利用度がいろいと変わるために,業務量と原価の総額が同じ割合で変化するということはあまりない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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