文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 吉田幸雄
所属機関:
ページ範囲:P.108 - P.108
文献購入ページに移動 今月はT.L.C特集号をお送りします。巻頭で述べましたように,tender loving careという課題をとり上げたのは本誌として初めてのことです。もちろんこのこと自身は病院として当然すぎるくらい大切な問題ですが,今まで特にとり上げられなかったのは,病院管理の合理化で解決しなければならない骨格的問題が山積し,それを追求するために思いがこれまでに届かなかったといえるのでしょう。さいわい今回たまたま数編のT.L.C.関係の論文を頂いたので,あえてT.L.C.特集号としました。従って編集部が企画したのではなく,この数編の論文の筆者の着想がT.L.C.を日本の病院界に問題提示した結果にほかなりません。改めてこれらの筆者に御礼を申し上げます。
津田氏らおよび芦沢氏の騒音調査の2篇は,騒音を物理的音響と心理的影響の二方面からその実態を把握したものでして,病院の立地条件が問題となることはもちろんですが,院内音の性格について科学的根拠を与えたものとして注目されるでしょう。英米においてはすでに院内騒音防止規準を作製しているが,これらの研究から日本でも具体策が考慮されるべきでしょう。
津田氏らおよび芦沢氏の騒音調査の2篇は,騒音を物理的音響と心理的影響の二方面からその実態を把握したものでして,病院の立地条件が問題となることはもちろんですが,院内音の性格について科学的根拠を与えたものとして注目されるでしょう。英米においてはすでに院内騒音防止規準を作製しているが,これらの研究から日本でも具体策が考慮されるべきでしょう。
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