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文献詳細

雑誌文献

病院23巻5号

1964年05月発行

文献概要

特集 病院のPR

病院のPRはどこまで許されるか

著者: 下村健1

所属機関: 1厚生省医務局総務課

ページ範囲:P.32 - P.36

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1.病院PR制限の趣旨
 医療法では,病院に関する広告について厳重な制限が設けられているが,同法にいう広告のうちには,PRも含まれていることは疑いない。そこで病院のPRはどこまで許されるかを明らかにするためには,PRと広告との関係についても一応考えておく必要があると思われるのであるが,実際問題として普通に広告といわれているものとPRの間に明確な一線を画することは困難であるし,ここではPRは広義の広告のうちに含まれ,通常の広告が直接的効果を目的とするのに対し,間接的な効果を目的とする洗練された方法によるものである,といった程度に考えておくことにして,広告一般について述べることにしたい。
 さて,今日の医療法による広告の規制は,その系譜をたどると,明治39年の医師法,歯科医師法に至るのであるが,その間の経緯にもふれつつ広告規制のなされている趣旨を明らかにしよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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