文献詳細
文献概要
特集 本誌発刊15周年記念 座談会
本誌発刊当時の思い出
著者: 久下勝次1 橋本寛敏2 本名文任3 吉田幸雄4 小沢龍5 金原一郎6 東龍太郎1 長谷川泉7 久松栄一郎8
所属機関: 1当時:医務局 2聖路加国際病院 3当時:国立相模原病院 4本誌編集 5当時:国立病院課 6医学書院 7医学書院編集 8当時:学術書院編集
ページ範囲:P.72 - P.84
文献購入ページに移動(司会)吉田 それでは,私たまたま雑誌「病院」の主幹をしております関係で,進行係をさせていただきたいと思います。さて雑誌「病院」は昭和24年の6月に発足して以来,日本の病院の近代化に大きな役割をはたしてきたと自負しているわけであります。その発足当時は,戦後の混乱の中からきょうお集りの東知事さんをはじめ,諸先生方の非常なご努力によりまして,日本の病院の近代化が進められようとしていたときでした。従って,雑誌「病院」の生れるためには,それだけの条件があったわけでございます。それではどういうふうにして生まれたかということについて,15年前であるいはご記憶が薄れておるかもしれませんけれども,その辺の裏話なり,事情を,ザックバランに伺えましたら,現在の病院管理にあずかっている人たちに,また新らしい勇気を添えていただけるんじゃないかという気持で,話を進めていただきたいと思います。
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