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病院の人件費にかんする研究《第1報》主として病院統計報告に関連して
著者: 車田松三郎1
所属機関: 1東北大学医学部病院管理学教室
ページ範囲:P.56 - P.60
文献購入ページに移動 以上,分析の結果を要約すると,次のとおりである。
1.人件費そのものについて1ベッド当たり1か月平均人件費をみると, イ)経営主体別に異なり国立や公立が高い。 ロ)規模別には100床未満がもっとも高い。 ハ)結核病院に比して一般病院はもちろん高いが,その差は予想したほど大きくない。 ニ)年次別には毎年増加傾向にあり,たとえば県立(A)の場合昭和32年を100とすれば昭和36年には165.5の増加である。
2.費用に占める人件費の割合は,経営主体別には日赤が52.9%でもっとも高い。規模別には小規模病院ほど人件費割合が高い。
3.人件費と売上高との関係(人件費率)をみると,平均的にいって,人件費率50%で収支比率100%に相当する。そして人件費率60%以上になるとほとんどの施設が赤字である。
1.人件費そのものについて1ベッド当たり1か月平均人件費をみると, イ)経営主体別に異なり国立や公立が高い。 ロ)規模別には100床未満がもっとも高い。 ハ)結核病院に比して一般病院はもちろん高いが,その差は予想したほど大きくない。 ニ)年次別には毎年増加傾向にあり,たとえば県立(A)の場合昭和32年を100とすれば昭和36年には165.5の増加である。
2.費用に占める人件費の割合は,経営主体別には日赤が52.9%でもっとも高い。規模別には小規模病院ほど人件費割合が高い。
3.人件費と売上高との関係(人件費率)をみると,平均的にいって,人件費率50%で収支比率100%に相当する。そして人件費率60%以上になるとほとんどの施設が赤字である。
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