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Hospital Topics 特殊病院
結核の長期療養
著者: 柳瀬正之1
所属機関: 1厚生省医務局国立療養所課
ページ範囲:P.85 - P.86
文献購入ページに移動1944年にワックスマンがSMを発見してからちょうど20年になるが,今から10年前の国療の治療状況をみると,昭和29年7月1日の「結核の治療指針」改正の前後で,化学療法の適用範囲が大いに異なり29年4月と30年3月をくらべるとPASの使用患者は58179人中13893人(23.9%)が57899人中31938人(55.1%),SMは12034人(20.7%)が19419人(33.5%)INAHは3587人(6.2%)が15150人(26.2%)に増加している。PAS,INAHの二者併用患者がいちじるしく増加し,単独使用は減少の傾向がみられた。
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