文献詳細
文献概要
--------------------
医学部学生の病院管理実習について
著者: 永沢滋1 高橋政祺1
所属機関: 1日本大学医学部病院管理学教室
ページ範囲:P.65 - P.76
文献購入ページに移動はじめに
わが日本大学では,昭和30年9月に病院管理学の講座を設け,昭和31年度より医学部5学年生に対して毎週1時間半,年36時間の講義を行なってきている。始めの頃は,医学部の学生に対してどのような内容をどの程度に限られた時間で学習させるか,いろいろ検討したが,最近は一定の様式の授業が行なわれるようになってきた。開講以来,この学生教育はほとんど講義形式だけで行なってきたのであるが,講義による教育は確かに短時間で大勢の学生に対してたくさんの内容を教えられる利点があるものの,教授者の解釈を押しつけるので,一方交通になり,どうも理解が浅薄になりやすい欠点がある。
そこで,昭和37年度より実習という方法で,小人数ずつ事例研究をさせたらどうかということを考えた。そしてとりあえず6年(最終学年)のポリクリの時間表に病院管理という時間を入れてもらって,外来患者を対象として研究させることにした。
わが日本大学では,昭和30年9月に病院管理学の講座を設け,昭和31年度より医学部5学年生に対して毎週1時間半,年36時間の講義を行なってきている。始めの頃は,医学部の学生に対してどのような内容をどの程度に限られた時間で学習させるか,いろいろ検討したが,最近は一定の様式の授業が行なわれるようになってきた。開講以来,この学生教育はほとんど講義形式だけで行なってきたのであるが,講義による教育は確かに短時間で大勢の学生に対してたくさんの内容を教えられる利点があるものの,教授者の解釈を押しつけるので,一方交通になり,どうも理解が浅薄になりやすい欠点がある。
そこで,昭和37年度より実習という方法で,小人数ずつ事例研究をさせたらどうかということを考えた。そしてとりあえず6年(最終学年)のポリクリの時間表に病院管理という時間を入れてもらって,外来患者を対象として研究させることにした。
掲載誌情報