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特集 病院医師の組織
病院組織における医師団組織の位置づけと管理
著者: 守屋博1
所属機関: 1順天堂大学
ページ範囲:P.15 - P.19
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一口に病院医師といっても,病院の性格および医師個人の地位によって千差万別である。
もっとも原始的な医療施設は医師個人である。医師は何ら施設の助けを借りなくても,相当の診断および治療を行ない得るのである。しかし,それでは不便なこともあるので,若干の聴診器,検温器,メス鋏を用意するであろう。それらはすべて私費でまかない,専用することになる。その範囲は段々と膨張して,診察室,手術室,場合によれば病室まで具え,専用の看護婦,事務員を雇傭するに至る。これを診療所というのであるが,その大きさは無限に拡がるのでなくて,1人の医師が責任を取り得る大きさで頭うちになるのである。場合によると,その院長は2,3の助手を入れることによって,病院的形態をとることもあるが,あくまで単科であり独裁的組織に止まるであろう。
一口に病院医師といっても,病院の性格および医師個人の地位によって千差万別である。
もっとも原始的な医療施設は医師個人である。医師は何ら施設の助けを借りなくても,相当の診断および治療を行ない得るのである。しかし,それでは不便なこともあるので,若干の聴診器,検温器,メス鋏を用意するであろう。それらはすべて私費でまかない,専用することになる。その範囲は段々と膨張して,診察室,手術室,場合によれば病室まで具え,専用の看護婦,事務員を雇傭するに至る。これを診療所というのであるが,その大きさは無限に拡がるのでなくて,1人の医師が責任を取り得る大きさで頭うちになるのである。場合によると,その院長は2,3の助手を入れることによって,病院的形態をとることもあるが,あくまで単科であり独裁的組織に止まるであろう。
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