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文献詳細

雑誌文献

病院24巻13号

1965年12月発行

文献概要

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総合的リハビリテーション・センターの典型—ニューヨーク大学リハビリテーション研究所

著者: 上田敏123

所属機関: 1東大中尾内科および 2中央診療部運動療法室所属浴風園病院 3東京リハビリテーション学院

ページ範囲:P.72 - P.78

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 身体障害者の社会復帰のための医学であるリハビリテーションは,決してまったく新しいものではない。その精神をたどって行けば,医学の起原とともに古いものであるかも知れないし,戦傷者の社会復帰,肢体不自由児の療育などが始められたのは第1次世界大戦後の時代であった。またリハビリテーションの重要な部門をなす義肢はすでに数百年前からの歴史をもっている。しかし一方今次大戦後に主としてアメリカで発達し,最近日本にも導入されはじめた現代的なリハビリテーションが過去のものとはかなり違った姿をもっていることも事実である。では現代のリハビリテーションとは過去のものとどのように異なり,どのような特徴をもっているのか?それをその発展の中心地であったニューヨーク大学リハビリテーション研究所(New York Univ., Institute of Physical Medicine and Rehabilitation: N. Y. U., I. P. M. R.)のあり方を通して紹介してみたい。
 ニューヨーク大学のこの研究所はすでに16年の歴史をもっており,最初から所長のHoward A. Rusk教授によって指導されてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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