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文献詳細

雑誌文献

病院24巻2号

1965年02月発行

文献概要

特集 病歴の中央化 病歴中央化実現への問題点と打開策 中央化制度のできるまでの経験と意見

国立東京第一病院の場合

著者: 今村栄一1

所属機関: 1国立東京第一病院

ページ範囲:P.28 - P.30

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発足
1.発案
 病歴は従来は医師の手元に保管され,医師の私物化の傾向があった。しかしながら,病歴の内容が単に医師のメモではなくなり,検査・手術・看護・ケースワークその他の事項も多くなるとともに,病院の責任のもとに管理するという必要性が生じてきた。
 国立東京第一病院においては,当時の守屋博管理部長が病歴の中央管理について発案し,昭和27年7月1日より実行に移され,今日に及んでいる1)。当時は他に手本とするものがなく,また国立病院の特殊性のもとに小規模に発足したのであるが,その後他の病院にも病歴室の設置を促す機運を作った点は記録にとどめておいてよいであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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