文献詳細
文献概要
特集 購買管理
外国病院における購買管理
著者: 紀伊国献三1
所属機関: 1病院管理研究所
ページ範囲:P.35 - P.39
文献購入ページに移動1.購買の重要性
病院における原価の上昇は世界的な問題であるが,とくに米国の病院では患者1人1日当たりコストは35〜40ドル(12,600〜14,400円)にもおよび過去10年間に100%以上の上昇をもたらしており,病院を支える地域社会の大きな問題となっている。コストのうち25〜30%は物品の消費にあてられ,全国7,000病院では,じつに年間10億ドル(3,600億円)以上の物品が消費されており,それの合理的な使用を求める声は,無駄な使用に対する批判とともに大きな要請となっているのである。
一方病院内部においても,病院内で使用される物品は,少なくとも3,000種類多い場合は5〜6,000種類に及ぶといわれ,それら多種多様の物品の購買は,専門家の知識技術なしには,不可能となりつつあるのである。
病院における原価の上昇は世界的な問題であるが,とくに米国の病院では患者1人1日当たりコストは35〜40ドル(12,600〜14,400円)にもおよび過去10年間に100%以上の上昇をもたらしており,病院を支える地域社会の大きな問題となっている。コストのうち25〜30%は物品の消費にあてられ,全国7,000病院では,じつに年間10億ドル(3,600億円)以上の物品が消費されており,それの合理的な使用を求める声は,無駄な使用に対する批判とともに大きな要請となっているのである。
一方病院内部においても,病院内で使用される物品は,少なくとも3,000種類多い場合は5〜6,000種類に及ぶといわれ,それら多種多様の物品の購買は,専門家の知識技術なしには,不可能となりつつあるのである。
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