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特集 PPC計画
米国におけるPPC計画
著者: 牧野永城1
所属機関: 1聖路加国際病院外科
ページ範囲:P.14 - P.17
文献購入ページに移動PPCとは
PPCとはProgressive Patient Careの略語である。1957年4月に,米国Connecticut州Man-chesterという小都市にあるManchester Memo-rial Hospita1で始められた患者の世話に関する新しい試みのことである。元来は米国でもわが国と同じく近年大きな問題となっている,看護婦の不足と医療費の上昇とが契機となって考えられたらしいが,その後PPCには患者の看護に関する正しい原理,特に看護の質的な向上が意図されているのが認められ,注目をひくようになった。U.S. Public Health Service (以下USPHSと略称)の注目をひき,同年7月には16人からなるRe-search TeamがManchester に送られて,その調査結果がその後報告されている。
これに類する試みは,本邦でも古く軍病院などにみられ,また現在でも結核療養所などではみられるといわれる。米国にもこれに類した試みは古くから時折みられたらしい。しかし総合病院で科学的な計画とアイデアでもって組織的に実施されたことはなかったようである。
PPCとはProgressive Patient Careの略語である。1957年4月に,米国Connecticut州Man-chesterという小都市にあるManchester Memo-rial Hospita1で始められた患者の世話に関する新しい試みのことである。元来は米国でもわが国と同じく近年大きな問題となっている,看護婦の不足と医療費の上昇とが契機となって考えられたらしいが,その後PPCには患者の看護に関する正しい原理,特に看護の質的な向上が意図されているのが認められ,注目をひくようになった。U.S. Public Health Service (以下USPHSと略称)の注目をひき,同年7月には16人からなるRe-search TeamがManchester に送られて,その調査結果がその後報告されている。
これに類する試みは,本邦でも古く軍病院などにみられ,また現在でも結核療養所などではみられるといわれる。米国にもこれに類した試みは古くから時折みられたらしい。しかし総合病院で科学的な計画とアイデアでもって組織的に実施されたことはなかったようである。
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