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病院の広場
これからの日本の国際活動
著者: 吉田幸雄1
所属機関: 1病院管理研究所
ページ範囲:P.19 - P.20
文献購入ページに移動 戦後20年にして,ようやくわが国の国際的地位が確立されてきた。同時に,わが国に国際的責任が荷重してきたことも認めざるをえない。今までは精いっぱい欧米の知識と技術を吸収し,自国の発展のためにのみ努力してきたが,ここにいたると,おのずからあたえられた地位から,先進国に伍して世界文化に貢献しなければならないし,遅れた国のお手伝いにも応じなければならないことも当然である。
戦後のわが国病院の発展はめざましいもので,日本の医学の驚異的進歩とともに,十分高く評価されるべきものである。その数の増加は世界医療界にその比を見ないし,病院の職員の能力および管理,そして建築設備も戦前の比ではない。世界一流とはいえないとしても,乏しい病院経済の中でよくもこれまで発達したものといわざるをえない。日本人の勤勉と能力のしからしめるもので正当に評価すべきである。
戦後のわが国病院の発展はめざましいもので,日本の医学の驚異的進歩とともに,十分高く評価されるべきものである。その数の増加は世界医療界にその比を見ないし,病院の職員の能力および管理,そして建築設備も戦前の比ではない。世界一流とはいえないとしても,乏しい病院経済の中でよくもこれまで発達したものといわざるをえない。日本人の勤勉と能力のしからしめるもので正当に評価すべきである。
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