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特集 病院と医療制度
医師と病院制度の関連についての諸問題
著者: 守屋博1
所属機関: 1順天堂大学・病院管理学
ページ範囲:P.37 - P.40
文献購入ページに移動医師と病院の関係
医師といい,病院といい,いずれも患者の診療に関する仕事をやっているからには,お互いの接触点について問題が起こらぬはずはない。どのような点でタッチしているか見方によっていろいろの解釈があろう。
1)医師は患者の診療に際して常に病院機能のお世話にならねばならんという理のものではない。ある場合は,病院外で十分に腕をふるうこともありうる。むしろ90%までは病院機能を必要としない病気をあつかうのではあるまいか。しかし残りの10%の病気については,病院的機械化装備なくしては,手が出せぬ場合もあり得るのである。つまり,医師は必要によって病院的装備を利用したり,自山に病院をはずすことができれば理想的ということができる。この場合の病院機能とは現在の日本の病院から医師を除いた部分と考えることができる。
医師といい,病院といい,いずれも患者の診療に関する仕事をやっているからには,お互いの接触点について問題が起こらぬはずはない。どのような点でタッチしているか見方によっていろいろの解釈があろう。
1)医師は患者の診療に際して常に病院機能のお世話にならねばならんという理のものではない。ある場合は,病院外で十分に腕をふるうこともありうる。むしろ90%までは病院機能を必要としない病気をあつかうのではあるまいか。しかし残りの10%の病気については,病院的機械化装備なくしては,手が出せぬ場合もあり得るのである。つまり,医師は必要によって病院的装備を利用したり,自山に病院をはずすことができれば理想的ということができる。この場合の病院機能とは現在の日本の病院から医師を除いた部分と考えることができる。
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