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編集主幹ノート
著者: 吉田幸雄
所属機関:
ページ範囲:P.94 - P.94
文献購入ページに移動 新春号巻頭には,恒例にしたがって,橋本寛敏協会長をはじめ,関係各界の代表者から年頭所感をいただきました。この先生方の所感にもうかがえることは,過去20年間の日本の病院の生長発展の結果,新時代におけるわれわれの国際的責任です。わが国の病院管理,看護,そして医療の進歩には,この20年間の先進国技術的援助が大きく与って力のあったことを忘れることはできません。まがりなりにも一人前となった現在,このお返しをしなければならぬ国際的責任が生じていることを認識しないわけに参らぬでしょう。
特に東南アジアの現状に対し,できることがあるのならば手を差しのべるべきです。もちろん橋本先生がいわれるように安うけあいは禁物でしょう。しかし地理的,文化的,民族的に共通の基盤にあるものが,おたがいに信じて力になり合うことは当然のことです。病院の問題では,経済的協力は不可能であるし,またすべきでないでしょうが,同様後進国であったわれわれの経験から導きだされる知恵を借すことくらいはできそうです。今年はまず病院人の交流からはじめたいものです。
特に東南アジアの現状に対し,できることがあるのならば手を差しのべるべきです。もちろん橋本先生がいわれるように安うけあいは禁物でしょう。しかし地理的,文化的,民族的に共通の基盤にあるものが,おたがいに信じて力になり合うことは当然のことです。病院の問題では,経済的協力は不可能であるし,またすべきでないでしょうが,同様後進国であったわれわれの経験から導きだされる知恵を借すことくらいはできそうです。今年はまず病院人の交流からはじめたいものです。
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