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文献詳細

雑誌文献

病院25巻11号

1966年10月発行

文献概要

病院の広場

分派主義と全体主義—総合病院のあり方の一つの面について

著者: 桂重鴻12

所属機関: 1新潟大学 2総持寺鶴見総合病院

ページ範囲:P.13 - P.13

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 やがて半世紀近くにもなろうとする昔,筆者が内科医としての教育を受け始めたころは,何ごとでも自分1人でできなければいけない,人をたよってはいけないというように教えられた。たとえば虫垂炎の患者なども,穿孔でも起こした場合は別として,できるだけ,内科医が責任を持つべきであると教えられた。虫垂炎の早期手術が主張され始めた頃のことではあったが…。
 人に依存しないという心がけは限度があるにせよ,大切なことにちがいない。しかし一方,そのあたりから病院医療のセクショナリズムが芽生えたことも否めないと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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