文献詳細
特集 処方と調剤
文献概要
治療上の問題
1.薬用量
小児の処方でまず問題となることは薬用量である。それは成人より少ないというだけでなく,同じ小児でも年齢や発育状態によって違うということである。これは処方する側も苦労するが,調剤の場合にもまちがえないように,ことさら気を配ることであろう。
薬用量はふつう年齢による換算式が用いられるが,抗生物質などはプロキロ(体重1kgあたり)が用いられる。厳密には体表面積あたりのほうがよいといわれるが,内服薬ではそこまできびしくすることはない。しかし,年齢だけでなく,発育の良否を考慮することはある。燐酸コデインとかロートエキスのように小数点以下に0が1桁,2桁とつくようなものは,とくに気をつけなければならない。
1.薬用量
小児の処方でまず問題となることは薬用量である。それは成人より少ないというだけでなく,同じ小児でも年齢や発育状態によって違うということである。これは処方する側も苦労するが,調剤の場合にもまちがえないように,ことさら気を配ることであろう。
薬用量はふつう年齢による換算式が用いられるが,抗生物質などはプロキロ(体重1kgあたり)が用いられる。厳密には体表面積あたりのほうがよいといわれるが,内服薬ではそこまできびしくすることはない。しかし,年齢だけでなく,発育の良否を考慮することはある。燐酸コデインとかロートエキスのように小数点以下に0が1桁,2桁とつくようなものは,とくに気をつけなければならない。
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