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研究と報告【投稿】
結核施設の現状とその問題点
著者: 藤岡萬雄12
所属機関: 1全国自体治病院協議会結核部 2埼玉県立小原療養所
ページ範囲:P.71 - P.79
文献購入ページに移動緒言
現在われわれ結核病院あるいは結核病棟は重大な転換期に際会している。それは病床利用率は全国的に低下しているが,特に地理的に不便な所あるいは設備の悪い所ではその低下ははなはだしく,一方地理的に便利な所あるいは設備の良い所はそれほど低下せず,格差がますます大きくなって来ている。また老人や重症者の入院希望が多くなって来ているのに,小室が足りなくて収容ができない。あるいは,建物や設備が古く,旧式で最近の医学の水準に追いつけない。
以上のようないろいいろな理由から,私どもは結核病院あるいは一般病院の結核病棟の体質改善を行なう必要があると考えているのであるが,その1つの手がかりとして現状を調査し,その問題点を探ろうとしたのである。本調査に御協力くださった各施設の方がたに厚くお礼申し上げる。
現在われわれ結核病院あるいは結核病棟は重大な転換期に際会している。それは病床利用率は全国的に低下しているが,特に地理的に不便な所あるいは設備の悪い所ではその低下ははなはだしく,一方地理的に便利な所あるいは設備の良い所はそれほど低下せず,格差がますます大きくなって来ている。また老人や重症者の入院希望が多くなって来ているのに,小室が足りなくて収容ができない。あるいは,建物や設備が古く,旧式で最近の医学の水準に追いつけない。
以上のようないろいいろな理由から,私どもは結核病院あるいは一般病院の結核病棟の体質改善を行なう必要があると考えているのであるが,その1つの手がかりとして現状を調査し,その問題点を探ろうとしたのである。本調査に御協力くださった各施設の方がたに厚くお礼申し上げる。
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