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特集 東南アジア諸国の医療事情
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過去の台湾の衛生計画は,どちらかといえば急性伝染病およびその他の特殊疾病の防遏に重きを置き,医療計画のほうはおろそかにしてきたような感じがする。現在では主たる伝染病はすでになくなり,平均寿命も大分延びて来て1964年では男が65歳,女が69歳になっている。そして終戦20年後における公衆衛生の進歩は,東南アジアでは恐らく日本を除いては最も高い水準に達していると思われるが,しかし医療面においては日進月歩の社会各分野の発達と飛躍に比してはなはだはがゆいところがある。
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