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文献詳細

雑誌文献

病院26巻12号

1967年11月発行

文献概要

特集 病院と事故

X線室における事故

著者: 川崎幸槌1

所属機関: 1結核研究所研修部エックス線学科

ページ範囲:P.29 - P.34

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まえがき
 近代化された現在の医療において,X線の果たす役割は非常に大きく,今後ますます頻繁に使用されるものと考えられる。しかし一方,放射線はその効果とともに,その運用を誤れば恐るべき障害をひき起こす危険があり,その取扱いにあたっては,きわめて慎重でなければならない。
 他方,放射線の人体におよぼす影響が次第に明らかになってきて,その防護対策についてもいろいろと検討が加えられている。防護基準に基づいてX線室,X線装置が設計され,さらに防護具をあわせて使用することによって,X線診療時に問題となる医師,X線技師およびX線室周囲に勤務する人々に対しては,皆無とはいえないが以前から比較すると,身体的障害の危険性については減少しつつあることは明らかであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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