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文献詳細

雑誌文献

病院26巻13号

1967年12月発行

文献概要

特集 総婦長

総婦長と臨床看護

著者: 杉谷藤子1

所属機関: 1島根県立中央病院

ページ範囲:P.30 - P.33

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まえがき
 総婦長と臨床看護というテーマを与えられたが,これは,臨床看護のより向上のために果たす総婦長の役割,すなわち「総婦長は何をなすべきか」ということだろうと思う。それを考えるときに,当然のこととして,まず総婦長自身,よきマネージメントとしての自覚と自信を持ちえているであろうかと思うわけである。
 よく病院のトップマネージメントである病院長の理解がなく,看護部の管理に支障をきたしているとなげき訴えているのであるが,しかしはたして総婦長のほうも院長を動かすだけの管理能力を身につけてそれを行なってきたのであろうか反省してみたいと思う。従来近代的なマネージメントを学ぶ機会は余りにもなく,近年になってようやく病院管理者研修のような場を与えられてきたが,それを受けたとてすぐマネージメントが身につくわけでもなく,私たち総婦長はあらゆる機会を通して,見聞を広め,自己訓練をして一日も早く,そして日々進歩した統卒能力を養う努力をしなければ,臨床看護の発展もありえないと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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