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文献詳細

雑誌文献

病院26巻13号

1967年12月発行

文献概要

特集 総婦長 誌上対談

総婦長より医師に望む

著者: 増田澄江1

所属機関: 1国立姫路病院

ページ範囲:P.51 - P.52

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 医師とナースの関係は全く協力的関係である。協力的関係とは,たがいに相手を理解し助け合うことのように思っているが,どうもそうはいかないようである。なぜだろうか,相互に努力の足りない点は認めるが,理解の点で問題があるようにも思う。これはどちらが悪いという責任問題ではなく,おたがいに正しい自己の職場を守るため,あるいは目的を効果的に果たすためには,どんな努力が必要であるかということにすぎない。
 医師とナースの目的は,人類に対し健康を保護し生命を守るということで,この両者の協力なくして,人類は健康的に恵まれた生活は望めないといっても過言ではないと考えている。このことは私たちの使命感にも連なる問題であるだけに,自信をもって申しあげたい。そこでたがいに理解を深める意味において私は医師にお願いする次第である。第1に成長したナースを理解してほしいということ,第2は医師は医療チームのリーダーとしてリーダーシップをとっていただきたい,第3は患者の人間性を認めてもらいたい,この3点について申し述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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