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文献詳細

雑誌文献

病院26巻3号

1967年03月発行

文献概要

ホスピタルトピックス 看護

男性の看護人

著者: 吉武香代子1

所属機関: 1病院管理研究所

ページ範囲:P.93 - P.93

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 アメリカでは,男の看護人のことをメイルナースと呼ぶ。その数を私はよく知らないが,過去10〜15年間の看護学校の卒業生の約1%という数字から大体の比率は推察できる。現在は増加しつつあるといわれ,また看護婦不足の対策として,もっと多くの男性を看護学校に吸収すべきであるとの声も耳にしたことがある。
 男のナースといっても,もちろん学校を卒業し,正規の免許を持つ有資格者である。American Journal of Nursing (1965年9月)によれば男性の学生は特に2年制短大に多い(第1表)。3年制の看護学院では,男性だけには寮の設備がなく自分で住居をみつけるようにしているところもある。教育において日本と違うところは,産婦人科看護法も学ぶことが要求され,国家試験も免除されないことである。したがって分娩室や新生児室の実習もある。大の男が赤ちゃんを抱いておっぱいを飲ませたりしているのはちょっとこっけいでもあるが,学生はきわめて真面目で,少しもおかしいことではないらしい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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