文献詳細
文献概要
霞ガ関だより
重症心身障害児(者)病棟について
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.86 - P.88
文献購入ページに移動ところで,重症心身障害児(者)病棟を考えるためには,まず,この施設の性格を知っておく必要があろう。重症心身障害児(者)を収容する施設とは,医療法でいう病院であり,し体不自由などの身体障害が重度で,かつ重度な精神薄弱を二重,三重にあわせもついわゆる重症心身障害児(者)を入所させて,療育を行なうために必要な設備および機能を有する施設であり,すでに,数年前から島田療育園(東京),びわこ学園(滋賀)等の民間施設が発足し,全国で12か所(42年3月末)が運営されているが,41年度からは国立療養所においても重症心身障害児(者)を受け入れることになったものである。
掲載誌情報