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文献詳細

雑誌文献

病院26巻5号

1967年05月発行

文献概要

特集 病院職員とレクリエーション

「レクリエーション」の意味するもの

著者: 三隅達郎1

所属機関: 1国際基督教大学

ページ範囲:P.15 - P.18

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レクリエーションという特定の活動はない
 社会教育関係の講習会や研修会には過去において往々にして「レクリエーションの時間」というものが組み込まれていたものである。そして何をするかと思うと,フォーク・ダンスを踊ったりゲームをやらせたり,歌を歌わせたりするに過ぎなかった。たしかにフォーク・ダンスやゲームや歌はレクリエーション活動としての種目であることに間違いはないが,そんなことで「レクリエーションの時間」を埋めるということはあまりにもお茶をにごしたやり方に過ぎないし,レクリエーションとは何かの行事のときにやるものだとの誤った解釈を与える原因となっていたように思われてならない。
 はなはだしいものとしては夏のキャンプの時間割の中に「レクリエーションの時間」を組み入れて疑わない人が居る。その時間に何をしようとするのか理解に苦しむものである。キャンプ全体がレクリエーション活動であることを否定したうえでなら話はわからないでもないのだが。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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