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特集 病院職員とレクリエーション
各病院におけるレクリエーションの実際
著者: 河野稔1 赤星一郎2 石田一夫3 斎藤誠4 木部清一5
所属機関: 1北品川病院 2九州中央病院 3山口労災病院 4虎の門病院調査室 5国立京都病院
ページ範囲:P.43 - P.48
文献購入ページに移動当院でのレクリエーションの実際をのべる前に私のレクリエーションについての考えを述べるとレクリエーションはrecreateであり,企業目的に合うため,日常の仕事よりrelaxをしてtensionをとり翌日の仕事にrefreshになって働くために存在するのであり,レジャーやバカンスなどの有するいわゆる楽しみのための楽しみに終始するのには賛成しない。したがって当院のレクリエーションはすべてかかる観点より本人または家族があくまでも仕事に生きがいを感じ,死に面したつもりで働く心がまえを助長するのを目的として,レクリエーション活動をしている。すなわち企業あっての個人であり(裏をかえせば個人あっての企業ともいえるが),これをさらに止揚して全体と個人が一体感になるごとく,また自他一体になるごとく,仕事やレクリエーションを通じて指導しているわけである。一般の会社,病院などでやっているレクリエーションはあとで簡単に述べることにして,まず特筆すべき外遊制度から述べよう。
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